第四十八話
3.慰め─なぜ
「なんでそうなるの!」
事のあらましを、いつものように掻い摘み話すと、猛烈なツッコミが入った。
お香ちゃんにしては珍しい大きな声だ。
穏やかな彼女が高ぶらずにいられない程に酷かったんだろうと、頭を抱えているその姿を見れば察せた。
私自身、この現状がいい物、理想的なものとは思っていない。頭を抱えたくなるその気持ちは分かる。
ドラマの中の恋人たちのように、紆余曲折あった後丸い形でおさまって…
なんでそんな単純なことが出来ないのかと謎に思ってる。
この難解な状況に陥る方が、幸せになるよりもよほど難しい気がする。
雨に打たれて終わる話もあるし、最愛の人を亡くす終わりもあるし、丸く収まるだけが物事の全てではないだろうけど。
今現在お香ちゃんの頭を悩ませてるのは丸のせいでも四角のせいでもなく、目の前の私だ。あれこれ考えてもどうしようもない。犯人はここにいる。
「もう…そこは素直になっていいじゃない…」
私達の…というか、私の投げかけに呆れてしまったようだった。
私はその言葉を否定するように首を横に振った。
「素直になったよ。ちゃんと好きだったよ」
「そうねあなたはいつでも素直だけど…そういうことじゃなくて」
そこまで言うと、お香ちゃんは再び頭を抱え出してしまった。
気持ちを隠さず言葉にする。それが素直でないというなら、素直っていったいどういうことなのか分からない。あのやり取りの中で、嘘をついたつもりはなかった。
「道なりにっ」
「み、道なり…?」
「示された通りに素直に」
「素直に…」
「まっすぐな道を行った方がいいわ」
「…それって、どこにあるのかなぁ…」
「それは私にも分からないけれど…」
「…………えーん」
反応に困り、とりあえず泣き真似をしておいた。お香ちゃんは苦笑している。道なりと言われても、それは私にはどうしようもない、途方もない事だったのだ。
泣きたい気持ちは嘘ではない。
地図があるというならその通りに進むよ。でも地図がないんだよ。凄く困っちゃう。
***
「一子ちゃん二子ちゃん、久しぶりだねー」
「あ、ちゃんだ。久々だ」
「ちゃん鬼灯様に怒られた?」
「……あれは怒られたのかなんなのか、よくわからないなあ…」
戻ってきて、初めて顔を合わせた際の挨拶がこれだ。
心配してほしかった訳じゃないけど、もっと…もっと違うなにかがあったんじゃないか…という靄が胸に広がる。
仕方ない。これが鬼灯くんの教育の賜物なのだという適当な納得をしてから、昨日のことを思い返す。ひと口で説明する事は難しい。
最近鬼灯くんの感性に感化され、変な方向へ進んでいると噂の一子ちゃんと二子ちゃん。二人は交互に口を開いた。
「やっぱ面倒臭いね」
「うんやばいよね」
「なんかすごくとっても傷つく…」
幼い子にそんな反応されるなんて、末期だろう。今度は泣き真似ではなく、半分本気で顔を覆う。
すると二人は私の近くに寄ってきて、ポンポンと叩いて励ましてくれた。
棘がある時もあるにはあるけど、基本的には友好的に接してくれる。それがとても嬉しい。
座敷童たちの好む葉鶉頭さんとは真逆の性格をしていると思うけど。
云千年とコツコツ積み上げてきた甲斐があった。性格も、昔よりはきっと座敷童たちが好くような方面に矯正されてるんだろうと思う。
「丸く収まったらいいね」
「此処は滅ばないと思うけど、でも」
「座敷童は家人の人生も応援していますので」
「…あ、ありがとう…」
此処、と言って指さしたのは足元。清掃の行き届いた閻魔殿の床。その言葉と仕草通りの意味だろう。
長い月日を過ごして、この子たちは達観した精神を持ったんだろう。
そうと分かっていても、見かけ幼い子に応援されるというのはなんだかどうしても…。
遣り切れず、私は再び顔を覆った。
***
リリスさんと知り合ってから、いつの頃からか、電話のやり取りをするようになった。
休憩時間、寮に戻り忘れ物を取りに行くと、部屋の片隅で電話が鳴った。
忘れ物というのは、まさにこの携帯電話だったのだ。なんていいタイミングで鳴るのだろう。
発信者はリリスさんだ。すぐに通話ボタンに触れ、お喋りがはじまった。
最近どうなってるの?と聞かれても、答えは一緒だ。例の話を話題にするのはこれでもう三度目だ。掻い摘みつつ話すと、リリスさんにも微妙そうな反応をされてしまった。
多分、リリスさんにしては珍しい…きっと困ったような顔をしているんだろうなと受話器越しにも想像できた。
「それはそれで良いと思うけれど…ふたりとも変なのね」
「…へ…へん…変かぁ…」
私は特別秀でた所も目立った個性もない。適当すぎるというのが飛び抜けた個性だと言っていいならそうなんだろうけど、
面と向かって変と評価されたのは初めてかもしれない。鬼灯くんはなんかはきっと、そんなような事数えきれないほど言われているだろうけど。私はいつだって真逆で、凡庸と見なされる。
「どちらかが非協力的ならとにかく…二人ともお互いに積極的に向き合ってるのに、こんなに進まないなんて変。足枷でもついてるのかしら」
そんなに不思議そうに言われても…。
思わず脱力してしまった。耳に携帯を当てたまま、床の上にへたりこんだ。
***
お昼を食べた後のこの時間帯。今が一番眠くなる頃だ。
机に向きあい、一瞬も手を止めないまま、葉鶉頭さんは話した。
作業しながら話すのは意外と難しい。続けていれば慣れてくるもので、私もこの課にいるうち、筆を動かしながら話す事は出来るようになっていた。
けれど、彼ほどのスピードと質を維持したまま…というは難しい。
この時間帯なら尚更だった。
神経を使う分だけ眠気覚ましになる。話しかけてもらえてちょうどよかった。
有難く思いながら、頑張って会話と作業を両立させる。
「きみは生真面目で実直だけどな」
「じっちょく…、そうだといいんですけど」
「仕事にもわき目を振らずに打ち込む」
「は、はい…ううん…そうかも…」
一度目の人生でも今世でも、仕事に打ち込んだのは現実逃避のためみたいなものだった。脇目を振らなかったのは事実だ。素直に認めつつも、少し心苦しくて目をそらしてしまった。
「ええと、真面目なのが何か…?」
「真面目だが、時々よくわからなくなるという話だ」
「ええ…」
「きみの噂はよく聞くが、正直理解できないことが多い。地獄の七不思議ってなんだ」
私に纏わる噂というのも、大昔、一番最初はほんの些細なかわいいものから始まったのだ。それが今や七不思議なんて物にまで発展してしまったようだ。
葉鶉頭さんが言ったように、学校の七不思議みたいなものさえ出来上がってるというのは、実は小耳に挟んでいた。
聞かなかった事にしておいたけれど、やはり逃れられないようだ。
楽しんでもらえるなら、煮るなり焼くなり好きにしていいけども。
個人を特定できるような情報は含まれていないという。
けれどなぜか確実に私から派生したという事が確認されているらしい噂話…「階段から落ち続ける女」という題を聞く度、なんとも言えない心境になる。多分チベスナ顔してる。
「…あの、その節は大変ご迷惑をおかけしました…」
という女鬼が、謎の失踪を遂げたという噂が広まったと聞いた。
今の時代娯楽はたくさんあるはずだろう。だというのに、噂話という需要は尽きないらしい。
私はちょっぴり萎縮しながら頭を下げた。
失踪というのはただの根も葉もない噂ではない、真実だ。
記録課の面々にはどれだけ迷惑と心労をかけたんだろうか。
突如尋常ではない笑い声をあげ発狂するのが定期になってしまっている彼ら。
常日頃負荷がかかり続けていて、ただでさえ崩壊寸前の精神状態なのだ。
たかだか私程度の人材でも、穴抜ければ支障が出る。この環境で代打をすぐに見繕うのは難しかったはずだ。私が不在していた間の修羅場をあまり想像したくはない。
「不可抗力だろう。巻き込まれたならどうしようもない。あんな怪我もするくらいだ、責めるやつもいない」
「……葉鶉頭さんはやさしいですねえ……」
この優しさは涙が出るほど心に染みる。なんせ一番身近にいるひとがスパルタなので。
しかし素直にその労わりを受け止める事はできない。
あれは自分で刺した傷だったのだ。全然同情されるべき事ではない。周囲を騙している形になっている。
あの頃起っていた事は非現実的な事ばかりで、誰にも説明することが出来ない。
細かいことは隠蔽するしかなくなった。
前世がどうのという異次元な話と比べたら、刺した刺されたの違いくらいただの些事だという結論が出てしまったのだ。
あれこそまさに地獄の理念の通りの自業自得で、こんな風に被害者として慰めてもらうことではなくて…
ああ、でも。
結果的に自分で刺したというだけで、もしかしたらあの時刺し殺されていたかもしれなかったのだ。
あの時の彼女は今どうしているだろうか。
彼女の想い人が私の事を本当に好いていてくれていたとして。私はどうやってもその誠意に答えられなかったはずだ。
あの二人がお互い想い合える未来が訪れてくれたなら一番いいけれど。
そして私は…一度目の時の■■■■という人間の肉体は、生命活動を止め、きっと朽ち始めているんじゃないかと想像する。
そうなると亡者としてあの世にやってくることになるはずだけど。
中身…魂といえばいいのだろうか。私の自我は今ここにあるのだ。結局■■■■がどうなってるのか、どうなるのか。よくわからないなあ。
3.慰め─なぜ
「なんでそうなるの!」
事のあらましを、いつものように掻い摘み話すと、猛烈なツッコミが入った。
お香ちゃんにしては珍しい大きな声だ。
穏やかな彼女が高ぶらずにいられない程に酷かったんだろうと、頭を抱えているその姿を見れば察せた。
私自身、この現状がいい物、理想的なものとは思っていない。頭を抱えたくなるその気持ちは分かる。
ドラマの中の恋人たちのように、紆余曲折あった後丸い形でおさまって…
なんでそんな単純なことが出来ないのかと謎に思ってる。
この難解な状況に陥る方が、幸せになるよりもよほど難しい気がする。
雨に打たれて終わる話もあるし、最愛の人を亡くす終わりもあるし、丸く収まるだけが物事の全てではないだろうけど。
今現在お香ちゃんの頭を悩ませてるのは丸のせいでも四角のせいでもなく、目の前の私だ。あれこれ考えてもどうしようもない。犯人はここにいる。
「もう…そこは素直になっていいじゃない…」
私達の…というか、私の投げかけに呆れてしまったようだった。
私はその言葉を否定するように首を横に振った。
「素直になったよ。ちゃんと好きだったよ」
「そうねあなたはいつでも素直だけど…そういうことじゃなくて」
そこまで言うと、お香ちゃんは再び頭を抱え出してしまった。
気持ちを隠さず言葉にする。それが素直でないというなら、素直っていったいどういうことなのか分からない。あのやり取りの中で、嘘をついたつもりはなかった。
「道なりにっ」
「み、道なり…?」
「示された通りに素直に」
「素直に…」
「まっすぐな道を行った方がいいわ」
「…それって、どこにあるのかなぁ…」
「それは私にも分からないけれど…」
「…………えーん」
反応に困り、とりあえず泣き真似をしておいた。お香ちゃんは苦笑している。道なりと言われても、それは私にはどうしようもない、途方もない事だったのだ。
泣きたい気持ちは嘘ではない。
地図があるというならその通りに進むよ。でも地図がないんだよ。凄く困っちゃう。
***
「一子ちゃん二子ちゃん、久しぶりだねー」
「あ、ちゃんだ。久々だ」
「ちゃん鬼灯様に怒られた?」
「……あれは怒られたのかなんなのか、よくわからないなあ…」
戻ってきて、初めて顔を合わせた際の挨拶がこれだ。
心配してほしかった訳じゃないけど、もっと…もっと違うなにかがあったんじゃないか…という靄が胸に広がる。
仕方ない。これが鬼灯くんの教育の賜物なのだという適当な納得をしてから、昨日のことを思い返す。ひと口で説明する事は難しい。
最近鬼灯くんの感性に感化され、変な方向へ進んでいると噂の一子ちゃんと二子ちゃん。二人は交互に口を開いた。
「やっぱ面倒臭いね」
「うんやばいよね」
「なんかすごくとっても傷つく…」
幼い子にそんな反応されるなんて、末期だろう。今度は泣き真似ではなく、半分本気で顔を覆う。
すると二人は私の近くに寄ってきて、ポンポンと叩いて励ましてくれた。
棘がある時もあるにはあるけど、基本的には友好的に接してくれる。それがとても嬉しい。
座敷童たちの好む葉鶉頭さんとは真逆の性格をしていると思うけど。
云千年とコツコツ積み上げてきた甲斐があった。性格も、昔よりはきっと座敷童たちが好くような方面に矯正されてるんだろうと思う。
「丸く収まったらいいね」
「此処は滅ばないと思うけど、でも」
「座敷童は家人の人生も応援していますので」
「…あ、ありがとう…」
此処、と言って指さしたのは足元。清掃の行き届いた閻魔殿の床。その言葉と仕草通りの意味だろう。
長い月日を過ごして、この子たちは達観した精神を持ったんだろう。
そうと分かっていても、見かけ幼い子に応援されるというのはなんだかどうしても…。
遣り切れず、私は再び顔を覆った。
***
リリスさんと知り合ってから、いつの頃からか、電話のやり取りをするようになった。
休憩時間、寮に戻り忘れ物を取りに行くと、部屋の片隅で電話が鳴った。
忘れ物というのは、まさにこの携帯電話だったのだ。なんていいタイミングで鳴るのだろう。
発信者はリリスさんだ。すぐに通話ボタンに触れ、お喋りがはじまった。
最近どうなってるの?と聞かれても、答えは一緒だ。例の話を話題にするのはこれでもう三度目だ。掻い摘みつつ話すと、リリスさんにも微妙そうな反応をされてしまった。
多分、リリスさんにしては珍しい…きっと困ったような顔をしているんだろうなと受話器越しにも想像できた。
「それはそれで良いと思うけれど…ふたりとも変なのね」
「…へ…へん…変かぁ…」
私は特別秀でた所も目立った個性もない。適当すぎるというのが飛び抜けた個性だと言っていいならそうなんだろうけど、
面と向かって変と評価されたのは初めてかもしれない。鬼灯くんはなんかはきっと、そんなような事数えきれないほど言われているだろうけど。私はいつだって真逆で、凡庸と見なされる。
「どちらかが非協力的ならとにかく…二人ともお互いに積極的に向き合ってるのに、こんなに進まないなんて変。足枷でもついてるのかしら」
そんなに不思議そうに言われても…。
思わず脱力してしまった。耳に携帯を当てたまま、床の上にへたりこんだ。
***
お昼を食べた後のこの時間帯。今が一番眠くなる頃だ。
机に向きあい、一瞬も手を止めないまま、葉鶉頭さんは話した。
作業しながら話すのは意外と難しい。続けていれば慣れてくるもので、私もこの課にいるうち、筆を動かしながら話す事は出来るようになっていた。
けれど、彼ほどのスピードと質を維持したまま…というは難しい。
この時間帯なら尚更だった。
神経を使う分だけ眠気覚ましになる。話しかけてもらえてちょうどよかった。
有難く思いながら、頑張って会話と作業を両立させる。
「きみは生真面目で実直だけどな」
「じっちょく…、そうだといいんですけど」
「仕事にもわき目を振らずに打ち込む」
「は、はい…ううん…そうかも…」
一度目の人生でも今世でも、仕事に打ち込んだのは現実逃避のためみたいなものだった。脇目を振らなかったのは事実だ。素直に認めつつも、少し心苦しくて目をそらしてしまった。
「ええと、真面目なのが何か…?」
「真面目だが、時々よくわからなくなるという話だ」
「ええ…」
「きみの噂はよく聞くが、正直理解できないことが多い。地獄の七不思議ってなんだ」
私に纏わる噂というのも、大昔、一番最初はほんの些細なかわいいものから始まったのだ。それが今や七不思議なんて物にまで発展してしまったようだ。
葉鶉頭さんが言ったように、学校の七不思議みたいなものさえ出来上がってるというのは、実は小耳に挟んでいた。
聞かなかった事にしておいたけれど、やはり逃れられないようだ。
楽しんでもらえるなら、煮るなり焼くなり好きにしていいけども。
個人を特定できるような情報は含まれていないという。
けれどなぜか確実に私から派生したという事が確認されているらしい噂話…「階段から落ち続ける女」という題を聞く度、なんとも言えない心境になる。多分チベスナ顔してる。
「…あの、その節は大変ご迷惑をおかけしました…」
という女鬼が、謎の失踪を遂げたという噂が広まったと聞いた。
今の時代娯楽はたくさんあるはずだろう。だというのに、噂話という需要は尽きないらしい。
私はちょっぴり萎縮しながら頭を下げた。
失踪というのはただの根も葉もない噂ではない、真実だ。
記録課の面々にはどれだけ迷惑と心労をかけたんだろうか。
突如尋常ではない笑い声をあげ発狂するのが定期になってしまっている彼ら。
常日頃負荷がかかり続けていて、ただでさえ崩壊寸前の精神状態なのだ。
たかだか私程度の人材でも、穴抜ければ支障が出る。この環境で代打をすぐに見繕うのは難しかったはずだ。私が不在していた間の修羅場をあまり想像したくはない。
「不可抗力だろう。巻き込まれたならどうしようもない。あんな怪我もするくらいだ、責めるやつもいない」
「……葉鶉頭さんはやさしいですねえ……」
この優しさは涙が出るほど心に染みる。なんせ一番身近にいるひとがスパルタなので。
しかし素直にその労わりを受け止める事はできない。
あれは自分で刺した傷だったのだ。全然同情されるべき事ではない。周囲を騙している形になっている。
あの頃起っていた事は非現実的な事ばかりで、誰にも説明することが出来ない。
細かいことは隠蔽するしかなくなった。
前世がどうのという異次元な話と比べたら、刺した刺されたの違いくらいただの些事だという結論が出てしまったのだ。
あれこそまさに地獄の理念の通りの自業自得で、こんな風に被害者として慰めてもらうことではなくて…
ああ、でも。
結果的に自分で刺したというだけで、もしかしたらあの時刺し殺されていたかもしれなかったのだ。
あの時の彼女は今どうしているだろうか。
彼女の想い人が私の事を本当に好いていてくれていたとして。私はどうやってもその誠意に答えられなかったはずだ。
あの二人がお互い想い合える未来が訪れてくれたなら一番いいけれど。
そして私は…一度目の時の■■■■という人間の肉体は、生命活動を止め、きっと朽ち始めているんじゃないかと想像する。
そうなると亡者としてあの世にやってくることになるはずだけど。
中身…魂といえばいいのだろうか。私の自我は今ここにあるのだ。結局■■■■がどうなってるのか、どうなるのか。よくわからないなあ。