第21話
2.神の恋─監視カメラが外されるまで
監視カメラが、私の家だけに仕掛けられたとは、考えにくい。
天使様は物語を知らない方がいいというし、何も教えてくれない。
私が"何か見えない存在をみている"という不審な仕草を取らせないようにしてるのか、
私の視界に入らないように、影を消しているようだった。
そして、たまにだけど…天使様は、月くんのうちに行っているのも知ってる。
そんな天使様の姿を見てから、私なりにこの状況を推理した。
監視カメラを仕掛けた人間は誰であれ…どんな目的を持っているにせよ…
私の家を監視するのはただのおまけみたいな物で、本命は月くんのうちに仕掛けることなんじゃないだろうかと。
これは夜神月を主人公の一人とした物語の筋書の、重要な一部なのだろう。
きっと私の家にまで仕掛けた理由は、「夜神家とあまりに親密な関係性にあるから」。
私の両親は探られて困るような生活は送っていないし、富を持つ権力者という訳でもない。
だから、多分、私の想像は、ほとんど当たっているんじゃないかと思っている。
センター試験の一日目は、1月17日。そして今日は1月8日。
ラストスパートをかけている最中だというのに、監視カメラと盗聴器のことを気にしながら勉強するなんて、ハードルが高すぎる。
受験生が一番追い込まれている時期に差し掛かっても、私が夜神家の食卓に招かれるという恒例行事は変わらなく続けられた。
むしろ、家の両親も、夜神家の両親も。
私と月くんが揃って東大受検を控えてる今だからこそ、ほぼ毎日レベルで食卓を囲ませて、精の着くもの、ゲン担ぎにいいものを食べさせようとした。
家は放任主義で、娘との関係もさっぱりしたものだ。そして私が月くんと一緒にいることを諸手を挙げて喜んでいる。
…という訳で、私はここ最近、前よりも頻度を上げて、ほぼ毎日夕ご飯をごちそうになっているのだった。
センター試験を前にしても…いや、センター試験を前にしているからこそか。
勉強会の頻度は、未だに減ったままだけど。
「月くん、今いいかな?」
月くんの部屋の扉をノックをしながら声をかけると、バサバサッと何か物が落ちる音がした。
「ちょっと待ってね」という声がかかって、しばらくは物音がしていた。
それが収まると、がちゃりと鍵が開く音がして、ドアが開かれる。
「あのね…ご飯ができたんだって。だから呼んできてって頼まれて…」
「そんなに粧裕にでも任せればいいのに…受験生を顎で使うなんてね」
「ふふ、そんなの気にしないでいいよ。それより早く、ご飯が冷めないうちに行こうよ」
とんとんと、階段を下りる足音を立てながら、リビングへと向かう。
食卓には、海鮮が並び、カツが湯気を立てていて、食後にはデザートまであるのだという。
栄養満点な上に豪華で、加えてゲン担ぎにはぴったりなおかずばかりが並んでいた。
「いただきます」とみんなで手を合わせて食事を始める。
相変わらず、私の定位置は月くんの隣の席だった。
一度粧裕ちゃんの隣に座ったことがあるけど、明らかに月くんの機嫌が悪くなって…というか、拗ねているのが伝わってきたので、それからは意識的に隣に座るようにしてる。
そうすると、その度に月くんは嬉しそうに笑うのだ。
「また歌番組か…たまにはニュースくらい見ろよ粧裕」
「旱樹最高じゃん!お兄ちゃんも好きなアイドルくらい作りなさい!それともお兄ちゃんにとってのアイドルはさんっていうのろけかなんかー?」
夜神家がご飯を食べる時は、必ずテレビがついている。
食事中は一切喋ってはならない。テレビなんてつけてはいけない。
世の中にはそういう厳しいルールを設けている家庭がある中で、夜神家では穏やかな家庭が築かれている。やっぱりそれが微笑ましくて、居心地がいい。
粧裕ちゃんのからかいに気まずくなっていたのも、遠い昔の事のように思えてきた。
今では、微笑み1つで流せるようになっている。
もちろん、月くんとの事をからかわれて、一切何も感じないわけではないけれど。
すると、歌番組が流れている画面の上部に、「NKKニュース速報」というテロップが流れだした。
「あっニュース速報」
粧裕ちゃんが食べながら言ったので、皆がその文字を目で追い始めた。
続けて、「キラ事件に対しICPOは先進各国から総勢1500人の捜査員を日本に派遣する事を決定」というテロップが流れた。
「1500人だって…すごっ」
流河旱樹に夢中になっていた粧裕ちゃんも、さすがにその内容には目を惹かれて、驚いた反応をせざるを得ないようだった。
もちろん、私も興味を引かれ、そして素直に驚いてる。
1500人もの捜査員を動かしてしまうキラは、やっぱりそれほどの驚異だという事なのだろう。
そんな事を考えながら、私が眉根を寄せていると。
「馬鹿だなICPOも」と月くんが言うので、「えっ?」と粧裕ちゃんが驚いた声を出した。
「…どういう意味なの?」
私は1500人という数字に素直に驚いていたけど、月くんの言葉そのその先に続くのは否定であるという事は想像がついたので、問いかけてみた。
すると、月くんは無知な私をバカにするでもなく、優しい声色で教えてくれた。
「こんな発表をしたら、意味がないんだよ。送り込むならこっそり捜査した方がいいんだ…極秘で捜査していFBIでさえあんな目にあったのに…これじゃ二の舞になってしまうからね」
「あっそっか!そーだよね、さすがお兄ちゃん」
粧裕ちゃんは感心したように声をあげた。
けれど視線は粧裕ちゃんになく、私の方に向いている。
相変わらず優しい笑みを称えて、私にだけ語り掛けているみたいだ。
「だからね…これは大げさに報道して、キラを動揺させようとしている警察の作戦なんだと思うよ。…でもこれじゃ、キラにはバレてしまうと思うけどね…。…どうかな?納得いったかな」
「うん…ライトくんの説明は、いつも分かりやすい。…それに優しいし…学校の先生になったらあっと言う間に人気の先生になっちゃいそう」
「………僕にはもう、刑事になるっていう夢があるからね」
「あっお兄ちゃんまた照れてる〜!ほーんと、さんからの褒めには弱いよねー」
私がこくりと頷いてからそう言うと、月君は私から視線をふっと外して、お箸でお米をかき込んだ。
向かいの席に座った粧裕ちゃんはケラケラと笑い、幸子さんは微笑ましそうにその光景を見守っていた。
「ぎゃっお兄ちゃんご飯の後にポテチ?せっかくスタイルいいのに太るよ〜」
「受験勉強の夜食だよ」
いつものように一番先にご飯を食べおわり、食器を流しにおいてから自室に戻ろうとする月くん。台所から戻るついでに、戸棚の中からポテトチップスの袋を手に取り、粧裕ちゃんを呆れさせていた。
「さんもやっぱり夜食とか食べるの?」
「ううん、食べれないの」
「…お腹いっぱいってこと?」
「集中しすぎちゃって、食べる暇がないって感じ…」
「ってことは、ポテチ食べながら勉強するお兄ちゃんって、注意力散漫なんじゃーん!」
「逆かもね。余裕があるってことなんじゃないかな?」
「もー、粧裕ったらお兄ちゃんをあんまりからかわないの」
そして月くんがいなくなったリビングで、まだ食器にご飯が残している女子三人は、ほのぼのとした雑談を交わしながら食事を続けた。
****
夜神家の食卓を囲んで、晩御飯を食べた後は、月くんも私も、それぞれの自室に戻り、
再び勉強を始めた。
私は自分の勉強机に向かいながら、月くんと粧裕ちゃんの会話の内容を思い出す。
「こんな発表をしたら、意味がないんだよ。送り込むならこっそり捜査した方がいいんだ…極秘で捜査していFBIでさえあんな目にあったのに…これじゃ二の舞になってしまうからね」
「あっそっか!そーだよね、さすがお兄ちゃん」
FBIでさえ"あんな目にあった"と月くんは言い、粧裕ちゃんはそれに自然と納得していた。
あんな目に…というのは、文脈を考えれば…キラに殺されてしまった、という事だろう。
その事実は、ニュースでは報道されていないんじゃないだろうか。
FBIは日本の組織ではない。しかも、キラに殺されたなんてことがわざわざと報道されるとは──。
とすると、刑事局長である夜神家の大黒柱、総一郎さんが話したのだと思った。
私はあのバスジャックにあった日の会話を思い出す。
「実は私は、極秘の捜査で日本に来ていて日本の警察には…その…」
「……わかりました。あなたに会った事は誰にもいいません。もちろん父にも」
「…私、も。誰にも言いません…」
「じゃあ、私はここで…警察が来ると面倒なので…」
──絶対とは言えないけれど。あの時の彼は、キラの捜査をするために日本にきて、そして殺されてしまったのかもしれないと思った。
そう考えると遣る瀬無い気持ちになって、机に向かってペンを走らせているというのに、心ここにあらずと言った感じで、今やっている勉強が身になっているのか分からないな…と思った。
だから、あえて彼のことは意識的に思いださないようにしていた。薄情かもしれないけれど、見知らぬ故人の事を考えて、乱されるのが嫌だった。受験勉強にも差し障りが出る。
そうしているうちに、本当に私の中から、あの時の出来事の記憶が薄れていった。
そして盗聴器と監視カメラが設置されてから数日経ち、1月12日になった今日…
『監視カメラも何もかも、外されたよ』と天使様から告げられて、ようやく安心する事ができたのだった。
2.神の恋─監視カメラが外されるまで
監視カメラが、私の家だけに仕掛けられたとは、考えにくい。
天使様は物語を知らない方がいいというし、何も教えてくれない。
私が"何か見えない存在をみている"という不審な仕草を取らせないようにしてるのか、
私の視界に入らないように、影を消しているようだった。
そして、たまにだけど…天使様は、月くんのうちに行っているのも知ってる。
そんな天使様の姿を見てから、私なりにこの状況を推理した。
監視カメラを仕掛けた人間は誰であれ…どんな目的を持っているにせよ…
私の家を監視するのはただのおまけみたいな物で、本命は月くんのうちに仕掛けることなんじゃないだろうかと。
これは夜神月を主人公の一人とした物語の筋書の、重要な一部なのだろう。
きっと私の家にまで仕掛けた理由は、「夜神家とあまりに親密な関係性にあるから」。
私の両親は探られて困るような生活は送っていないし、富を持つ権力者という訳でもない。
だから、多分、私の想像は、ほとんど当たっているんじゃないかと思っている。
センター試験の一日目は、1月17日。そして今日は1月8日。
ラストスパートをかけている最中だというのに、監視カメラと盗聴器のことを気にしながら勉強するなんて、ハードルが高すぎる。
受験生が一番追い込まれている時期に差し掛かっても、私が夜神家の食卓に招かれるという恒例行事は変わらなく続けられた。
むしろ、家の両親も、夜神家の両親も。
私と月くんが揃って東大受検を控えてる今だからこそ、ほぼ毎日レベルで食卓を囲ませて、精の着くもの、ゲン担ぎにいいものを食べさせようとした。
家は放任主義で、娘との関係もさっぱりしたものだ。そして私が月くんと一緒にいることを諸手を挙げて喜んでいる。
…という訳で、私はここ最近、前よりも頻度を上げて、ほぼ毎日夕ご飯をごちそうになっているのだった。
センター試験を前にしても…いや、センター試験を前にしているからこそか。
勉強会の頻度は、未だに減ったままだけど。
「月くん、今いいかな?」
月くんの部屋の扉をノックをしながら声をかけると、バサバサッと何か物が落ちる音がした。
「ちょっと待ってね」という声がかかって、しばらくは物音がしていた。
それが収まると、がちゃりと鍵が開く音がして、ドアが開かれる。
「あのね…ご飯ができたんだって。だから呼んできてって頼まれて…」
「そんなに粧裕にでも任せればいいのに…受験生を顎で使うなんてね」
「ふふ、そんなの気にしないでいいよ。それより早く、ご飯が冷めないうちに行こうよ」
とんとんと、階段を下りる足音を立てながら、リビングへと向かう。
食卓には、海鮮が並び、カツが湯気を立てていて、食後にはデザートまであるのだという。
栄養満点な上に豪華で、加えてゲン担ぎにはぴったりなおかずばかりが並んでいた。
「いただきます」とみんなで手を合わせて食事を始める。
相変わらず、私の定位置は月くんの隣の席だった。
一度粧裕ちゃんの隣に座ったことがあるけど、明らかに月くんの機嫌が悪くなって…というか、拗ねているのが伝わってきたので、それからは意識的に隣に座るようにしてる。
そうすると、その度に月くんは嬉しそうに笑うのだ。
「また歌番組か…たまにはニュースくらい見ろよ粧裕」
「旱樹最高じゃん!お兄ちゃんも好きなアイドルくらい作りなさい!それともお兄ちゃんにとってのアイドルはさんっていうのろけかなんかー?」
夜神家がご飯を食べる時は、必ずテレビがついている。
食事中は一切喋ってはならない。テレビなんてつけてはいけない。
世の中にはそういう厳しいルールを設けている家庭がある中で、夜神家では穏やかな家庭が築かれている。やっぱりそれが微笑ましくて、居心地がいい。
粧裕ちゃんのからかいに気まずくなっていたのも、遠い昔の事のように思えてきた。
今では、微笑み1つで流せるようになっている。
もちろん、月くんとの事をからかわれて、一切何も感じないわけではないけれど。
すると、歌番組が流れている画面の上部に、「NKKニュース速報」というテロップが流れだした。
「あっニュース速報」
粧裕ちゃんが食べながら言ったので、皆がその文字を目で追い始めた。
続けて、「キラ事件に対しICPOは先進各国から総勢1500人の捜査員を日本に派遣する事を決定」というテロップが流れた。
「1500人だって…すごっ」
流河旱樹に夢中になっていた粧裕ちゃんも、さすがにその内容には目を惹かれて、驚いた反応をせざるを得ないようだった。
もちろん、私も興味を引かれ、そして素直に驚いてる。
1500人もの捜査員を動かしてしまうキラは、やっぱりそれほどの驚異だという事なのだろう。
そんな事を考えながら、私が眉根を寄せていると。
「馬鹿だなICPOも」と月くんが言うので、「えっ?」と粧裕ちゃんが驚いた声を出した。
「…どういう意味なの?」
私は1500人という数字に素直に驚いていたけど、月くんの言葉そのその先に続くのは否定であるという事は想像がついたので、問いかけてみた。
すると、月くんは無知な私をバカにするでもなく、優しい声色で教えてくれた。
「こんな発表をしたら、意味がないんだよ。送り込むならこっそり捜査した方がいいんだ…極秘で捜査していFBIでさえあんな目にあったのに…これじゃ二の舞になってしまうからね」
「あっそっか!そーだよね、さすがお兄ちゃん」
粧裕ちゃんは感心したように声をあげた。
けれど視線は粧裕ちゃんになく、私の方に向いている。
相変わらず優しい笑みを称えて、私にだけ語り掛けているみたいだ。
「だからね…これは大げさに報道して、キラを動揺させようとしている警察の作戦なんだと思うよ。…でもこれじゃ、キラにはバレてしまうと思うけどね…。…どうかな?納得いったかな」
「うん…ライトくんの説明は、いつも分かりやすい。…それに優しいし…学校の先生になったらあっと言う間に人気の先生になっちゃいそう」
「………僕にはもう、刑事になるっていう夢があるからね」
「あっお兄ちゃんまた照れてる〜!ほーんと、さんからの褒めには弱いよねー」
私がこくりと頷いてからそう言うと、月君は私から視線をふっと外して、お箸でお米をかき込んだ。
向かいの席に座った粧裕ちゃんはケラケラと笑い、幸子さんは微笑ましそうにその光景を見守っていた。
「ぎゃっお兄ちゃんご飯の後にポテチ?せっかくスタイルいいのに太るよ〜」
「受験勉強の夜食だよ」
いつものように一番先にご飯を食べおわり、食器を流しにおいてから自室に戻ろうとする月くん。台所から戻るついでに、戸棚の中からポテトチップスの袋を手に取り、粧裕ちゃんを呆れさせていた。
「さんもやっぱり夜食とか食べるの?」
「ううん、食べれないの」
「…お腹いっぱいってこと?」
「集中しすぎちゃって、食べる暇がないって感じ…」
「ってことは、ポテチ食べながら勉強するお兄ちゃんって、注意力散漫なんじゃーん!」
「逆かもね。余裕があるってことなんじゃないかな?」
「もー、粧裕ったらお兄ちゃんをあんまりからかわないの」
そして月くんがいなくなったリビングで、まだ食器にご飯が残している女子三人は、ほのぼのとした雑談を交わしながら食事を続けた。
****
夜神家の食卓を囲んで、晩御飯を食べた後は、月くんも私も、それぞれの自室に戻り、
再び勉強を始めた。
私は自分の勉強机に向かいながら、月くんと粧裕ちゃんの会話の内容を思い出す。
「こんな発表をしたら、意味がないんだよ。送り込むならこっそり捜査した方がいいんだ…極秘で捜査していFBIでさえあんな目にあったのに…これじゃ二の舞になってしまうからね」
「あっそっか!そーだよね、さすがお兄ちゃん」
FBIでさえ"あんな目にあった"と月くんは言い、粧裕ちゃんはそれに自然と納得していた。
あんな目に…というのは、文脈を考えれば…キラに殺されてしまった、という事だろう。
その事実は、ニュースでは報道されていないんじゃないだろうか。
FBIは日本の組織ではない。しかも、キラに殺されたなんてことがわざわざと報道されるとは──。
とすると、刑事局長である夜神家の大黒柱、総一郎さんが話したのだと思った。
私はあのバスジャックにあった日の会話を思い出す。
「実は私は、極秘の捜査で日本に来ていて日本の警察には…その…」
「……わかりました。あなたに会った事は誰にもいいません。もちろん父にも」
「…私、も。誰にも言いません…」
「じゃあ、私はここで…警察が来ると面倒なので…」
──絶対とは言えないけれど。あの時の彼は、キラの捜査をするために日本にきて、そして殺されてしまったのかもしれないと思った。
そう考えると遣る瀬無い気持ちになって、机に向かってペンを走らせているというのに、心ここにあらずと言った感じで、今やっている勉強が身になっているのか分からないな…と思った。
だから、あえて彼のことは意識的に思いださないようにしていた。薄情かもしれないけれど、見知らぬ故人の事を考えて、乱されるのが嫌だった。受験勉強にも差し障りが出る。
そうしているうちに、本当に私の中から、あの時の出来事の記憶が薄れていった。
そして盗聴器と監視カメラが設置されてから数日経ち、1月12日になった今日…
『監視カメラも何もかも、外されたよ』と天使様から告げられて、ようやく安心する事ができたのだった。